今回のモラ語は
「だったら同じだけ稼いでみろ」
です。
このモラ語は
経済マウント型(序列固定系)に分類されます。
一見すると努力論。
公平性の主張にも見えます。
しかし実際は、
上下関係を固定するための言葉です。
では、ゆるりと見ていきましょう。

図鑑は現在整備中です。ゆるり進めております。
まず前提として
暴言・暴力・物に当たる・経済的締め付け・無視など、
物理的・生活的に危険がある場合は、構造分析よりも安全確保が最優先です。
当サイトではそれは

すぐ逃げて!!
案件です。
では、本題に入ります。
今回は、“言葉による序列固定”の話になります。
お金を稼ぐのは大変です。
責任もあります。
ストレスもあります。
それは事実。
ですが、この言葉は「いかに労働が大変か」の話ではありません。
発言権を封じるためのカードです。
会話のシチュエーション
では、会話例を見てみましょう。

最近子どもが夜中に起きることが続いていて大変なの。
少しでいいから子育てを分担できないかな?

はぁ?俺がどれだけ外で神経すり減らして仕事してると思ってんだ

それには感謝してる。
だけど、子どもは二人の子なんだし私もパートしてるんだから、せめて子育ての部分だけでも助けてほしいの。

じゃあ、俺と同じだけ稼いでみろよ。できないだろ?
だったら稼ぎが少ないやつが家の中で頑張れよ。

へ?稼ぎ?えっと…今は子育ての話で…

だから、俺と同じだけ稼いできてからにしろよ。
そしたら俺が主夫になって代わってやるよ
一見すると
だからこそ、

あれ? そうかも?
と一瞬思わされる。
でも——
でも、よく見ると
論点がすり替わっています。
話題は「子育ての分担」でした。
それが、「収入額」の話に変わっている。
これは
の三点セット。
このタイプの系統は?
① 経済マウント型
→ お金を武器にする
② 序列固定型
→ 稼いでいる側=上
→ 稼いでいない側=下
③ 無力化型
→ 「お前には無理だろ」という含み
複合型です。
つまり、このモラ語は何のため?
目的は単純。
議論を手っ取り早く・かつ自分優位に終わらせるために、
確実にあなたより自分が勝っている点カードを切ってきています。
その「優っている点」が収入であるモラは、この言葉を必勝パターンとして振りかざしてくるのです。
お金という「数字でわかりやすい」もの、そして「生活に必須のもの」を用いて反論できない構造にしているんです。
言われ続けるとどうなるか
でも、
家事も育児も精神労働もすべて生活維持コスト。
給料が発生していないだけ。
価値がないわけではありません。
むしろ
むしろ、論点で勝てないから、確実に自分が優位なフィールドに逃げ込んでいるのは誰でしょうか。
本当に余裕がある人は、そんな必勝カードを振り回しません。
たとえるならば、
サッカーをしていて、あと少しでゴール!という瞬間に
突然ボールを手で抱え込んで

俺の方が給料高いから俺の勝ちな!!!
と宣言するようなもの。
審判も相手も、たぶんこうなるでしょう。

え…どうしたの…急に…?
勝負の土俵を急に変えているだけなんです。
どうする?
ルールも競技内容も完全に無視して自分の主張だけを言える相手です。
反論しても

だから稼いでから言えって
に戻ります。
相手は、確実に自分が勝てる「稼ぎ」というフィールドから出てきませんから。
なので、
「そうですね、いつもお仕事お疲れさまです」
で終了。
心の中では

おやおや、分が悪いからって急に必勝カード振り回し始めたわ
と実況しときましょう。
これは負けではありません。
なんなら、あまりの必死さにちょっとこちらがにやけてしまうほど滑稽です。
ひと休みメモ
モラ傾向の人は「反応」が大好物。
怒り
涙
必死の説明
全部エネルギーになります。
静かに引く。
これが一番効きます。
まとめ

だったら同じだけ稼いでみろ
は、努力の話ではありません。
発言権を封じ、なりふり構わず“勝ち”を取りに行くための言葉です。
あなたの価値は収入では決まりません。
役割の違いと、人間の上下は別問題。
ここを混同させないこと。
それが巻き込まれない第一歩です。

そもそも、お金までこっちに任されたら、本当に要らない子になっちゃいますよねー

