「そんな言い方されるとは思わなかった」はモラハラ?被害者ポジで責任をずらすモラ語の構造と対処

さ行

今回のモラ語は

そんな言い方されるとは思わなかった

です。

このモラ語は、当サイトの生体図鑑では

被害者ポジ固定系

に分類されます。

その中でも“指摘された側なのに被害者へすり替える”
被害者スライド型と言えるでしょう。

一見すると、

「傷ついた」
「言い方がきつかった」

という、感情の話のようにも聞こえます。

自分が先に相手を殴っておきながら、
相手が「痛い!やめて!」と正当な抗議をした瞬間に、

「そんなに強く言い返されるなんて…」

と膝から崩れ落ちてみせる、驚異の「すり替え術」です。

今日はこの言葉を、ゆるり考えていきましょう。

生体図鑑は準備中です。こちらもゆるり進めていきます。

前提

暴言・暴力・物に当たる・経済的締め付け・無視

など、物理的・生活的に危険がある場合は、
構造分析よりも安全確保が最優先です。

当サイトではそれは

すぐ逃げて!!

案件です。

また、このセリフを言う人全員がモラハラというわけでもありません。

一度言っただけ
感情的になっただけ
本当に傷ついているケースもあります。

実際の会話例を見てみましょう

今日の夜、オカンとオトンが晩飯食いに来るから。

あと、泊ってくかもしれないから。

え、ちょっと待って。

今日は私は親友と晩御飯食べるって伝えたよね?

だから晩御飯は各自でってなったじゃない。

は?そうだっけ?

そうだよ。

それに、当日に突然言われても困るよ。

自分一人で勝手に決めないで。

そんな言い方されると思わなかった。

俺の親との仲を保ってやろうと思って調整したのに。

もういいよ、俺から謝っておくから。

よく観察してみましょう

一見すると

ただの感想のように見えます。

言い方がきつかった
思っていたより強く言われた

そういう受け取り方も、もちろんあります。

なので一見すると、

言い方ちょっとキツかったかな?

とも思えます。

でもよく見ると

元々の会話は

何かの問題や行動についての話

だったはずです。

例えば

  • 相手の予定や都合を無視した
  • 相談もなく決めた

などの、態度に対する指摘です。

しかしこの言葉が出た瞬間、

話は

何が問題だったか

どう言われたか

に変わります。

つまり

内容の話

言い方の話

モラが傷ついた話

へと移動しています。

これがこのモラ語の特徴です。

類似モラ語

似ているモラ語に

「そんなつもりじゃなかった」
「言い方がきつい」

があります。

どちらも

本来の論点から離れて
自分の感情を中心に話を組み替える

という共通点があります。

モラは、自分の意見にあなたが従うのが
当たり前だと思ってるんです。

なのに、思いもよらず反論されて

加害者と被害者の入れ替え

を実行しようとしています。

どうする?

このモラ語に対して

「そんなつもりで言ってない」
「そういう意味じゃない」

と説明を重ねても、
あまり前に進みません。

すでに相手は

内容の話ではなく
自分がどう感じたかの話

に移動しているからです。

なので

言い方じゃなくて、内容の話をしてる

と、静かに戻すくらいで十分です。

それでも続くようなら

どうしても押し通したいんだなー。

だが断る。

くらいに思っておくと、少し楽になります。

まとめ

そんな言い方されるとは思わなかった

この言葉は、

正論でグサッと返されてうろたえたモラが

話の内容では勝てそうにないから
「言い方」にケチをつけて

指摘された側から
傷ついた側へポジションを移動するための言葉です。

話の論点がガラリと入れ替わってしまうので、
建設的な話し合いは難しいでしょう。

モラにとって、反応はエネルギーです。

あなたが「ぐぬぬ…」と思えば思うほど、
モラは喜んでしまうんです。

ですので、モラ語を知ることで
自分の心にちょっとした余裕が持てると
今より楽になると思います。

こっちもつい言い返したくなるんですよねぇ。

それをグッと堪えて、深呼吸してみましょう。

相手を変えるより、ずっと効果的です。